日本映画

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『今日もまたかくてありなん』

十七代目 中村勘三郎主演の異色作。リアリズムを凌駕する作家の自我 ついていけるか行けないかは、あなた次第 言葉以上に「絵」で魅せる木下恵介作品を噛み締めて味わう 1959年松竹 監督 木下恵介。心情を投射した映像美に酔いしれた者勝ち?
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『地獄』(1960年)

ファウスト天知茂は新境地、メフィスト沼田曜一の代表作 新東宝終末期の狂宴で魅せた、実は文学青年 中川信夫の真骨頂 1960年新東宝 監督 中川信夫。観念的な物語にシフトせずビジュアル的にインパクトのある画が連綿と続く全く弛緩のない仕上がり。
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『嵐を呼ぶ男』

スターダムを駆け上がる、恰幅良くなる前のシャープな石原裕次郎 演技開眼への途上期 芝居はリズムとメロディとハーモニーの融合と体得す 1957年日活 監督 井上梅次。演技はともかく歌がとてつもなく上手い裕次郎。憂いのある歌声に聴き惚れる。
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『女吸血鬼』

天知茂との名コンビ 一度入ったら抜け出せない、中川信夫の世界観を堪能 1959年新東宝 監督 中川信夫。誠に身勝手な吸血鬼に思わず同情してしまうのは、この吸血鬼に悲哀、突き詰めればこうせざるを得ない「業」のようなものを感じるためか。
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『白線秘密地帯』

フィクションの「遊び」を堪能する石井輝男ワールドの嚆矢 水を得た魚の三原葉子 1958年新東宝 監督 石井輝男。話の中心は売春祖機、特に女たち。登場人物は刑事、殺し屋、ソープ嬢、デート嬢とどちらも一癖二癖。端的に言えば汗と体臭の漂う映画だ。
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『風船』

配役で魅せる!とくに芦川いづみに注目 日活時代を駆け抜けた、川島雄三の隠れた名作 1956年日活 監督 川島雄三。内に秘めた感情の起伏の激しさを大仰に構えず表情と最小限の所作で見事に表現した芦川の演技に胸を打つ。
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『女』

オールロケ、演者はほぼ2人だけの実験作 デーモン小澤栄太郎の洗脳から抜け出せるか 水戸光子 映像の魔術師、木下恵介を感じよ! 1948年松竹 監督 木下恵介。映像表現の積み重ねが木下作品の不思議な魅力と納得。