稲鳴泉酔(イナリ センスイ)

日本映画

『喜劇 とんかつ一代』

さしもの川島雄三も大苦戦?森繁、加東、フランキー、のり平、山茶花・・「手だれ」を相手に天才シェフ川島は料理の腕を発揮できるか? 1963年東宝 監督 川島雄三。ごった煮の寄せ鍋にせず、観客を飽きさせない程度に役者に見せ場をつくる手腕を発揮。
日本映画

『港の日本娘』

”助走期”清水宏監督作品 無声映画の「無」をいかに補完するか? 1933年松竹蒲田 監督 清水宏。ビジュ重視の監督にうってつけの配役。ドイツ表現主義の影響を受けた実験的な手法とも言えるが「影響を受けた作品からの影響」か。
日本映画

『殺人狂時代』(1967年)

紆余曲折あって主演 仲代達矢となったが・・「抜け感」の難しさ 1967年東宝 監督 岡本喜八。スピーディな展開でテンポよく、洋楽カバーのバタ臭い仕上がり。ラスト近くの戦闘シーンは、あれよあれよの展開で岡本喜八ここにあり、の感なのだが。。
日本映画

『猫が変じて虎になる』

小沢昭一、長門裕之、由利徹のキャスティングでいっちょ上がり?細かいこと気にせず、心から楽しむ。それも旧作映画の嗜みだ 1961年日活 監督 春原政久。端的に言って本作は3人の役者の演技を堪能する映画だ。サブスク隆盛の令和ならではの贅沢。
日本映画

『美しい庵主さん』

いづみ・ルリ子・アキラによる 尼寺を舞台にした異色ラブコメ? アイドル映画の巨匠 西河克己の面目躍如 1958年日活 監督 西河克己。芦川いづみや浅丘ルリ子の仕草、ポーズ、どう演ずれば心象表現に繋がり綺麗に美しく可愛らしく見えるか。
日本映画

『地獄』(1999年)

「地獄では目には目と歯」石井輝男監督の到達点は怪作にして快作 波乱の女優 石井監督憧れの前田道子 威風堂々、怪優の片鱗? 北村有起哉 1999年石井プロ 監督 石井輝男。地獄の場は中川信夫版「地獄」を彷彿。完成に漕ぎつけた監督の胆力に敬服。
日本映画

『からっ風野郎』

なんと東大の同級生、主演三島由紀夫 監督増村保造による意欲作 総料理長、増村シェフの華麗なる手さばきとチームプレイ 1960年大映 監督 増村保造。主演の三島、周りの演技巧者(船越英二、志村喬、若尾文子ら)による受けの芝居に助けられた。